最近はドラックストアやインターネットなど、あらゆる所で薄毛ケアの商品を購入することができますね。シャンプーなどは気を使っているけれど食事は気にせず好きなものを食べている!という方は案外多いのではないでしょうか。
この記事では頭皮環境や毛髪に良いとされる栄養素を含む食べ物をご紹介します!
薄毛のメカニズム
毛髪の主成分はケラチンというタンパク質の一種で、髪の色はメラニンという化学物質の割合やバランスで決まります。通常の頭皮環境であれば、毛周期のサイクルに従って古い毛髪が抜け落ち、また新しい毛髪が生えてくることを繰り返します。
壮年性脱毛症(AGA)の頭皮の場合、この毛周期のサイクルが短くなることがわかっています。軟毛などの症状も現れるため毛髪が細くなったり、抜け毛が目立つようになります。このようなサイクルを繰り返すと、一生のうちに決まっている毛周期の回数を早いサイクルで終え、その毛根から毛髪が生えてくる事はなくなります。
これが、薄毛が進行していく流れとなっています。
毛髪に良いとされる栄養素は?
健康な頭皮環境を作るにはどのような栄養素が必要なのでしょうか。
ここからは毛髪に良いとされる栄養素と食材をその理由と一緒にご紹介していきます!
タンパク質
毛髪はタンパク質で構成されているので、元となるタンパク質の摂取は必ず必要になります。
毛髪へのタンパク質の供給は、内臓や臓器、脳や筋肉などすべての部位に栄養が行き渡った後となります。爪や肌や毛髪。いわゆる美容面で注目される部位はすべて、生命の維持に必要な機能の後に回される為十分なタンパク質の摂取が必要になります。
- 肉
- 卵
- 魚
- 乳製品
亜鉛
5大栄養素の一つであるミネラルの一種です。
亜鉛が毛髪に良いとされている理由はケラチンの生成です。毛髪の99%を締めるのがケラチンというタンパク質ですが、そのケラチンを作る過程で亜鉛が必要となります。
その為亜鉛が不足すると新しい毛髪を作る事できず、薄毛の原因となります。
また、5αリダクターゼという酵素が男性ホルモンのテストステロンと結合する事で、ジヒドロテストステロン(DHT)という成分に変化します。その成分が毛髪の元となる細胞の働きを低下させるという見解が医学的に認められています。
亜鉛が5αリダクターゼの働きを抑制するという論文は発表されていますが、それに対する見解は様々です。
ですが、最初にお話したケラチンの生成には深く関わっているのでとても大切な栄養素と言えるででしょう。
- レバー
- チーズ
- ほたて
- 海藻類
- ブロッコリー
- 白米
- 牡蠣
- アーモンド
- ココア
- 抹茶
ビタミンA
皮膚と粘膜の健康を保ちます。亜鉛とともに働くことで丈夫な髪を作ったり、白髪を増やしにくくします。
- うなぎ
- レバー
- バター
- にんじん
- 小松菜
- ニラ
- ほうれん草
ビタミンB群
頭皮の健康維持や細胞の再生を促します。また、ビタミンB6はケラチンの生成にも使われます。
- バナナ
- さつまいも
- かつお
- まぐろ
- さば
- パプリカ
- 玄米
- 甲殻類
- 豚ヒレ
- 豚モモ
- そば
ビタミンE
血行を促進し細胞に栄養素を届け、頭皮環境を整えます。
- ほうれん草
- ブロッコリー
- ナッツ
- アボカド
- ひまわり油
- ごま油
- 玄米
- パン
- うなぎ
- たらこ
大豆イソフラボン
女性ホルモンを高め、ジヒドロテストステロン(DHT)を抑制します。
皮脂などを抑えてくれる役割も果たすので頭皮の環境も整えていきます。
- 納豆
- 豆乳
- 豆腐
- おから
- きなこ
- 味噌
毛髪に良いとされる栄養素もたくさんあることがわかりますね。
良いとされる栄養素でも、過剰に摂取してしまうと結果的に体に悪くなってしまう事もあるので、バランスの良い食事ができるといいですね!
食事にプラスで頭皮マッサージ
最後に、上記の食事にプラスして取り組む事で更に頭皮環境にアプローチできる頭皮マッサージをご紹介します!
YouTube内に投稿されている頭皮マッサージの動画を目的別で集めてみたので、ご自身の用途に合わせて活用してみてください!
短時間でできる(毎日習慣化)
丁寧にわかりやすく知りたい方
シャンプー中にできるマッサージ
プロの頭皮マッサージ
いかがでしたが?
薄毛ケアをしている方、これから始めたい方の中で今までジャンクフードやラーメンばかり食べていた方!
今回ご紹介した栄養素を普段の食事に取り入れて、健康な頭皮環境を目指してみませんか?
そうはいっても、ストレスは薄毛の大敵です。
好きなのを食べたい時は食べ、自分のペースで適度に取り組んでいきましょう!